今回は、信州大学 高橋知音先生にお話を伺いました。高橋先生は、18歳以上の学習障害の検査RaWFを開発されています。RaWF開発に至った経緯、大学の現状、LDの大学生を取り巻く支援の“いま”について詳しくお聞きしました…
父親のちょうどいい塩梅【4】 菊田 中嶋さんのご主人は、子どもを育てることに協力的でしたか? 武井 イメージ的には、父親の役割をちゃんとしてくれている、って感じがします。 中嶋 …
何から始める?学校選び【3】 武井 学校選びはいつぐらいから始めましたか? 中嶋 息子は、理数系を勉強したかったんです。文字を書きたくない時でも、唯一書ける内容が、理数系のことのみだったんで。…
他校の事例を参考に【2】 中嶋 配慮そのものにせよ、手続き面にせよ、学校は意外に知らないんですよ。LDへの 配慮の事例って。でも他の学校の事例を伝えると、学校も納得してました。 菊田 …
入試での合理的配慮の今 菊田 今年、合意的配慮を受けて高校受験をされた、中嶋くんのお母さんにお話を伺いたいと思います。中嶋さんは、以前にも私たちのインタビューに答えてくださったことがあって、それは小学校と中学校における配…
個別の支援計画と指導計画について【5】 菊田 個別の支援計画と指導計画はどうされていますか? 高橋 ぼくはちゃんと作っているけど、もともと個別の指導計画は反対派なんだよ。それはなぜかっていうと…
LDの子への対応【4】 LDということより人として 菊田 先生と話していると、LDの問題ってちっぽけなことで、大した問題じゃないように思えてきます。 高橋 そうよ。LDとかADHDとか言って、…
持つべき視点【3】 制度を知る 高橋 前任校の特別支援学級は3学級あったけど、特別支援学級って、講師が配当されるのは通常2学級までなの。 だから、通常講師は「1学級に最大6時間の範囲で配当する」ということに…
特別扱いをする検討【2】 菊田 小学校におけるLD支援について教えて下さい。 高橋 そうね、LD支援については、読み書き障害とか算数障害とかって、見えない障害だから、なんかどうも「さぼっている」だとか、その…
特別支援教育との出会い【1】 レアな校長先生、誕生秘話 今回は、長年、特別支援教育に携わられた杉並区立杉並第四小学校の高橋浩平校長先生に、小学校での特別支援のあり方とLDを取り巻く環境についてお話を伺いまし…
【大学】新しい体験、そして学び会う喜び 菊田 大学生活のなかで日々、支援の内容が充実して支援自体が成長していくようですね。 律くん そのときどきで先生との間でオーダーメイドで。例えば体育はフッ…
【大学】毎日が楽しい。病欠以外の欠席はゼロです。 配慮は授業以外の場面でも 菊田 入学して半年、大学での生活はいかがですか。人混みがとても苦手とか、特別な部屋が必要だとか、いろいろ配慮が必要だ…
【入試】配慮が必要な場面は予想以上にたくさんあります 菊田 現役のときと浪人のときと2回受験されていますが、1年目と2年目、大学との話し合いはそれぞれ何回くらいされました? 光さ…
【入試】最初の受験相談からパソコン利用入試を受けるまで 立体図形が認識できない! 律くん 受験では1回すべって浪人しました。でも、もう1回こちらの大学で、となって、そのときも高校…
【大学】小学2年生の頃から大学に行こうと思っていました 「来ないでください」と言われて 菊田 律さんは理学部数理科学科の1年生としてこの春から大学に通われていますが、入試や 大学での生活についてお話を伺えた…
【大学】「字は全く書けません」 重い書字障害と聴覚過敏等がありながら大学受験に挑戦した金坂律くん。合格に至るまでの道のりと大学での生活についてお話を伺いました。 菊田 金坂律くんはこの春、大学受験を経験され…
具体的な支援、適切な支援につなげるために③ 菊田 最低限根拠となりうる読み書きの検査というのを、もう一度教えていただけますか? 河野 4つですね。「読み速度」、「書き速度」、「読み」「書き」の「正確さ」です…
具体的な支援、適切な支援につなげるために② 武井 私、当時、子供が読み書きに困っていた時、読み書きの検査をしてくれるところを検索して探したんです。それで、とっても申し訳ない言い方なんですけど、「読み書き相談…
具体的な支援、適切な支援につなげるために① 菊田 今日は金沢星稜大学の河野俊寛先生にお話をうかがいたいと思います。先生は、日本の書字研究の第一人者としてこの分野を切り開いてこられました。読み書き速度検査URAWSSの著作…
若者たちのメッセージ (転載) 第39回全国中学生人権作文コンテスト中央大会 日本放送協会会長 賞 諦めない心を持って 大分市立竹中中学校 三年生 甲斐 潤樹 「読み書きが苦手なのでパソコンを使わせてくだ…
若者たちのメッセージ 令和元年度 全国中学生人権作文コンテスト東京大会 奨励賞 「あたりまえのことが」 府中市立府中第五中学校 1年 小林 葵 世の中にはいろいろな人がいます。 女の人や男の人、赤ちゃんや…
若者たちのメッセージ 「首都大学東京 理学部数理科学科1年、金坂律です。 僕には自閉スペクトラム症と書字障害、五感にわたる感覚過敏があります。」 僕の自己紹介はこんな風に始まります。 一番の自分の特徴とし…
そうか!チャート 菊田 今回は、先生方に役立つ情報を教えてください。 佐藤 そうですね。「そうか!」チャートというのを出させて頂いています。それをご紹介しますね。 これは先生が学習に困りがある…
つながる、つなげる、学びへのアクセスパルステップ② 菊田 それでは、パルステップのコンテンツのご説明をお願いします。 高橋 パルステップはクラウドサービスですので、インターネットに接続されブラウザを使うこと…
つながる、つなげる、学びへのアクセスパルステップ① 今回は、SBプレイヤーズ株式会社が社会貢献として提供している『パルステップ』について、開発から運営まで手がけられた経営企画部CSRグループのグループマネージャーである佐…
ハイブリッドキッズアカデミー 後編 それぞれの課題感の見立て 佐藤 ブリキでは、まず最初にお申し込みいただいて、アセスメントを受けていただくんですね。これがURAWSSというもので、読み書きの…
ハイブリッド・キッズ・アカデミー 前編 今回は、SBプレイヤーズ株式会社が運営するハイブリッド・キッズ・アカデミー(以下、ブリキッ)の経営企画部CSRグループのグループマネージャーである佐藤里美さまにお話を…