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あるよセレクト
2019.02.10
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#9 【提言】小さな一歩から変わっていく未来

新しいストーリーは気づきから

こんにちは。代表菊田です。

空気が冷たく冴える季節になりました。
受験シーズンは折り返しの時期に差しかかろうとしています。
国語の問題文に定規を当てて読んでいた受験生が不正行為とされたセンター試験の話題は耳に新しいことと思います。

保護者として子どもとともに受験を経験してきた私たちは、LDへの気づきの難しさ、配慮申請の存在と必要性の周知、診断書を出す医師の不足、診察までの待機の現状などなど、数多くの問題をはらむ出来事と受け止めています。
不正と指摘を受けたお子様、親御様のお気持ちを思うと、胸が痛みます。
こんな悲劇を起こさない社会にするために、親も教育機関も含めた社会全体がLDの問題に向き合う必要があります。

その一助となるべく、読み書き配慮ストーリーバンクはいよいよ公開を開始します。

 

ちょっとした”気づき”

 

事例は、本人や、保護者や、先生方の知恵の結晶でもあります。
「消えるボールペンの使用」というのもその一つ。
筆圧が一定しないなど、書きの苦手な子どもには便利です。
鉛筆よりボールペンの方が滑りが良くて使いやすいという子どももいます。

消えるボールペンといえば、卒業作文を消えるボールペンで書かせたと友人に聞いたことがあります。
小学校の卒業作文をペン字で書かせるという学校は少なくないでしょう。
ちいさなマス目の作文用紙にペン字で文字を書いていくという作業は、書きに困難のある子どもたちには至難の業です。

それでもその量を手で書くということは、そのお子さんには大変な作業で、何日もかかったと聞きました。
その当時はタブレットで作文を書くというお子さんはいませんでした。

同じ学校を後輩として卒業した息子は卒業作文をタブレットで書きました。
卒業アルバムの巻末の卒業作文集には手書きに混じってひとりワープロの文字。
同級生の保護者の皆さんはそのワープロ書きを歓迎してくれました。

そういえば、卒業作文は保護者でつくる卒業対策委員会の求めに学校が協力して、学校で子ども達に作成させるもの。自ずと配慮をお願いする先は学校ではないことに気がつきます。
周りの大人がちょっと気が付いて配慮するだけで、子どもたちの困難はうんと減ります。

私の住んでいる自治体・教育委員会が募集する作文コンクールには全国から応募があります。出品作品の中にはワープロ書きのものもあると聞きます。
「400字詰め原稿用紙2枚半〜3枚もしくはそれに準じたもので1000〜1200字以内」を満たしていれば、手書きかワープロ書きかが審査に影響することはありません。

 

”気づき”の連鎖から変わっていくこと

 

こうした大人の“気づき”が伝播していくことで、子どもたちに生きやすく社会が変わっていきます。
スタッフブログやFacebookでご紹介しているように、各メディアでは読み書き配慮ストーリーバンクの話題が継続的に取り上げられています。
各地方紙には、「保護者がサイトを立ち上げ」などと題して、共同通信から配信されている記事が掲載され始めました。
読売新聞では東京・神奈川・大阪・福岡の1月24日付夕刊で事例の例とともに紹介されています。

読み書きの障害そのものが広く社会に知られるようになり、困難を持つ子どもたちを取り巻く状況が少しでも良くなりますように、私たちの“気づき”を社会に伝えていきましょう。

あなたの事例が社会に一石を投じます。

★現在公開中のあるよストーリーはこちらからご覧いただけます★

 

 

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一般社団法人読み書き配慮
〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4毎日新聞社早稲田別館5階
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