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あるよ相談の武井夏野です。今朝の新聞は息子の記事です。
コロナ禍で始まった大学生活。入学式も中止。キャンパスに行くこともないまま、履修登録もすべてオンラインで始まり、一度も対面していない教授の講義もオンラインで。
今年、大学に入学した新入生は、大学生になった「実感がない」まま、スタートしたことでしょう。
ディスレクシアの息子にとって、オンラインでの講義は、気兼ねなくPCを使いこなせる環境で、学びやすさを「実感する」にはもってこいでもあったようです。
今でこそ、ICT機器を使いこなし、ひとりで学習している息子も、かつては、毎日が苦痛でいっぱいでした。
書くのが苦手だからなかなか宿題に取り組まない。書くのに時間がかかるから宿題が終わらない。毎日寝る時間が遅くなる。私は私で、褒めたり、励ましたり、人参をぶらさげたりしながら、横につきっきりで宿題を見てあげていたこともありました。
中学1年生の時、書くことの代替手段としてタブレットを使うようになってから、それまでの悩みが少しずつ軽減していきました。だけど、やっぱり今も読み書きに苦労していることには変わりないのです。
それでも、何が一番大きかったのかと振り返れば、本人が「自分ひとりで、できる」という実感を掴んだことのように思います。
このコロナ禍で、「できる」という実感をいかに掴んでいくかが、鍵になるのかもしれません。
詳細は、朝日新聞東京版の11月21日付朝刊をお読みください。
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