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こんにちは。理事の武井です。
事例編集部の一員として、毎日皆さまから寄せられる事例を読んでいます。
昨年の秋から集め始めた事例の数は、今日までに200を超えています。
「ひとつだけですが、、、」「うまくいかなかった事例ですが、、、」そう言って事例をお寄せ下さる方も多く、本当に皆さまのお気持ちを有難く思っています。
お寄せいただく事例はどれも大切で、大きさも優劣もあるわけもなく、かけがえのないものばかりです。皆さまが「この子をなんとかしよう!!」と必死に育ててきた結晶にも思えます。お子様のまっすぐな学びの様子もまた垣間見えます。
読み書きに困難を抱えていれば、みんなと同じやり方では、なぜかスラスラと読むことができない、あるいは書くことができなくて、「自分はバカなんだ。」と思ってしまっているお子さんもいるかもしれません。また、頑張り続けて疲れてしまったお子さんや、学校のストレスを家で発散して親を困らせるお子さん、先生から叱られ続けて落ち込むお子さん、できない自分をこれ以上傷つけないためにやらないことを選ぶお子さんや、「勉強嫌い!」と自分を守るお子さんもいるかもしれません。
そういう可能性を想って事例を読むにつけ、保護者や先生方など、周囲の大人の”気づき”は大きいと感じます。
4月は新入学の季節です。誰もが小学1年生の入学の時、これから学ぶことにワクワクしながら目を輝かせたことでしょう。その気持ちは、成長と共に多少色あせたとしても、大人になっても残り続けるものではないのかと思うのです。
どんなやり方をすれば学びやすいのか。いろいろな事例をヒントにすると、案外それは身近なことだったりするかもしれません。
例えば肉じゃがひとつを作るにしても、使うお肉も様々、使うじゃがいもの種類も様々。切り方もいろいろあるし、味付けも甘辛いのから薄味までいろいろあります。
料理にいろいろなレシピがあるように、学び方もいろいろなレシピがあると思ってください。あるよストーリーバンクは配慮のレシピ集。調理の仕方は自分次第ですが、どんな料理ができるのか可能性は無限大です。
うまくいかなかった事例でも、誰かに「うちもそうそう」という共感が生まれるかもしれませんし、ささやかな配慮の事例でも、「ちょっとやってみようかな!」と誰かの勇気につながるかもしれません。
私も昔にさかのぼり事例を入力していると、格闘していた当時の自分を思い出し、ちょっぴりつらくなる時があります。
でも、入力した後に、試行錯誤していた頃の自分を俯瞰して見られるようになるのは不思議です。もしかしたら「入力」という作業によって、頭の中にあった情報と感情を整理して、消化できるからなのかもしれません。
一件の事例入力は慣れれば数分でできますが、ちょっとずつ書き溜めていくと、「マイダイアリー」として自分だけのとっておきの事例集が出来上がります。
自分の事例が公開されるまでの過程では、スタッフとのやり取りを通して「配慮の合理性」について論理的に思考を積み上げる機会にもなると思います。
また、閲覧画面の事例の一つひとつに「ありがとうボタン」を付けました。
その事例を投稿してくださった方に、「この事例のおかげで助かった!」という感謝の思いをこのボタンで伝えてください。「この事例、よかったよ!」とアプローズをありがとうボタンで伝えるのも素敵ですね。
“ありがとう“の輪が広がっていくことは、子どもの笑顔の輪が広がっていくこと。
皆さまからのとっておきのレシピ。お待ちしております。
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