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合理的配慮を実施に向けて、「公平・公正性」が問題にされることをよく聞きます。
ちょっと前に、車いずユーザーの男性に、飛行機のタラップを車椅子を使わず這って登ることを求めた航空会社に批判が集まったことがありました。
子どもが、読み書きに困難があると表明し、社会的障壁の除去に対する合理的配慮を求めているにも関わらず、その配慮を実施しないということは、タラップを這って登れということと、何か差があるでしょうか。
また、配慮の結果障害のない人に比較して良い成績を収めることはずるいから、配慮が公平性を欠くという意見を聞くことがあります。
では、メガネをかけている人に、成績が良くなると困るから、テストの際にメガネをかけたらいけませんなどというでしょうか。
日本という国を支えて行く国民を育てる、教育の現場である学校において、子ども達に教えたいことは、「真に公平なのは何か」ということです。
タラップを這って登れとか、メガネを外せと求めることを教えたいのではないはずです。
もしも周囲の子ども達から、または保護者から、配慮に対して不満が出るとすれば、それは、周囲の子どもたちの教育的ニーズを日常的に捉えられていないことが、他者への不満となって現れているのだろうと、私は思います。
障害のあるお子さんも、ないお子さんも、その一人ひとりの教育的ニーズを捉え、その子なりの生きる力を等しく育てること。
それが学校における真の公平性であると私は考えます。
学校も先生方も、合理的配慮の実施にあたっては、ぜひ毅然として子どもたち(または保護者)に、その配慮は「一人ひとりの教育的ニーズを捉えて、公平な教育を実施するために、必要な合理的配慮なのだ」と説明をしてほしいと思います。
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