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―KIKUTAプログラムのメリットってなんでしょうか
石崎 メリットはたくさんあります。繰り返しになりますが
①先輩の背中を見れること
②一人でなく同じ悩みを持つみんながいることを知れること
③夢に向けて考える機会を持てること
④読み書きの出来ない自分を肯定されること
⑤未来は明るいことを知れること
KIKUTAではそのお子さんにつけたい力や技術は何かを常に熟考しています。お子さんの未来への可能性に刺激ときっかけを与えられるといいなと。
菊田 そう。これらはつまり、主体的に自分の人生を歩んでいくきっかけになるということだと思います。お子さんの人生はその子本人のものであって誰か他の人のものではない。親がいつまでも一緒にいられるわけでもないから、自分の人生は主体的に歩んでいかなければね。
―KIKUTAプログラムを導入したことで、どのような効果を感じていますか
石崎 技術を知ることでも変わっていくけど、他者から認められ、自分を認めることでも変わって行く気がするよね。
菊田 初日は、口を開いても「別に」ってうつむいてた子供たちが、目に光をたたえながらICTを懸命に操って。自然に背筋が伸びてくる。
石崎 そう。最初は懐疑的に来ている子どもたちばかりだったけれど、回を追う毎に、ここなら大丈夫、自分の弱さを出しても大丈夫、って思えている感じがある。総合的に笑顔が増えてきたことは事実かな。
菊田 むしろ自分の弱さを出すことを楽しんでさえいるかもしれないね。他にはない安心感かもしれないね。
石崎 「私、こんなにできない!」って自分をさらけ出すことって楽しいよね。やってみると笑っちゃうぐらい。それは自分らしく生きるということかも。そうできるきっかけがKIKUTAにあって、そのことは子どもだけではなくて、親も変わるきっかけになるかもしれない。
菊田 親はとかく心配が先に立つから。
ちょっと話が逸れるけど、息子が5年生の時に、「友達と自転車でカードショップに買いに行く!」と言ってきた時があって、私は、息子には音の過敏や不安があるから、「とんでもない!」と思って、「そんな遠くまで自転車なんて。どこで事故に合うかもわからないし、絶対にダメ!ダメに決まっているでしょう!!」と言って大反対したことがあった。
そのことを療育の先生に話したら、めちゃくちゃ怒られてね。
「お母さん!今、手放す時です。せっかく自分でやりたい、やろうという気持ちが芽生えて来た時に、お母さんが水を差してどうするんですか。行かせてあげなさい。」と言われたことがある。「あっ、そうか。」と思って、すごく怖い思いで行かせた。
でも、あの時あの助言がなかったら、手放すタイミングを見失っていたかもしれない。
石崎 KIKUTAに通う子どもたちは、その年齢に差し掛かる子どもだということね。親が「今だ!」と見極められないタイミングでも、私たちとワンチームでなら見逃さずにできるかもしれない。子どもを信じて、あぶない注意事項もしっかり教えてあげてね。
菊田 そしてワンチームで子どもに未来を描かせることができたら、大成功。
石崎 本来学ぶことは楽しいはず。このカリキュラムが前に向かって学ぶ歩みを進めるきっかけになることを願っています。
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