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2022.08.01
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#40【支援】学ぶ力を呼びおこせ!「感動・本気」のサイエンス[2]

〜子どもの好奇心&自己肯定感を育む、「やりたいこと」を引き出す体験

 

  • なぜサイエンスなのか?

菊田 読み書き配慮では今回初めてサイエンス教室を開催します。なぜサイエンスなのか?って思われる方もおられると思うんです。読み書き配慮はL D支援の会社なのに、なぜサイエンスやるのか?

それは、こうなんです。読み書きできない子供達が、合理的配慮を求める原動力ってなんだろなって思うと、それは学びを諦めたくないってことなんですよね。息子もそうなんですけど、学ぶことを諦めなかったのは、好奇心を刺激するものがあったからなんです。そういう好奇心を刺激するものを子ども達に与えてあげたいな、と思ったんです。何かをものすごく学びたい!と思ったら、何か困難があってもそこは何とかカバーして、学んでいこうって思うじゃないですか。でも、その好奇心がなかったら、「もう学ぶこと辞めちゃっていいや」と思っちゃう。

で、その好奇心は半端なことでは引き出せないと思っていて、ぬるい引き出し方じゃダメで、その子たちの興味をたるませない強烈な好奇心の引き出し方をしたいなと思っているんです。それで、小林先生に白羽の矢を立てたんです。笑。

好奇心に向けて差し出した子供の手をパッと掴む感じっていうか。あらゆる手をパッと掴んでやれるサイエンス教室。そういうのをやりたいんです。

 

小林 ハードル高いなー。笑。確かに”教育技術”はありますよね。声かけとか、どういう展開にするかっていうところ。例えばつまんないようなことを言ったその発言を取り上げて、「それなんだよ!そのつぶやきなんだよ!それそれ」みたいなのは、教育技術としてあると思うんですよ。でもそれだけじゃなくて、普段、日常生活の中では経験しないことをやってみせて、最初「へ~」、それから「え?」って思わせる。こちらも、彼らがいま「え?」と言ったぞ、これで掴みはOKとね。笑。そして次に「おや?」と思わせる。笑。そういう、「そうか」「分かった」それに「何で?」が加わって、最後は「なるほど」と言ってもらって。まあ口に出さなくても目を見たり、表情を見ていればそれは分かるので、そういう形で毎回終わらせる。いままで、「宇宙の学校」と言って、親子向けの科学教室や、小学校低学年の教室、中学校は授業でやってきました。小学生でも中学生でも、幼児教室もやっていたので幼児でも。今は大学の先生なので、大学生でも。どの世代でも、私自身が私の感覚で「面白いな」と思えることは、面白いと思ってもらえる自信はある。最後は「なるほど」というものにしたい、という思いはありますね。

 

石崎 理科って夢があるんですよね。

 

菊田 でも“理科離れ”って言われているじゃないですか。教育委員だった頃に子供達の理科の力だけとても弱くて驚いたんです。英語はできるんだけど、理科ができない。

 

小林 学校教育で理科の先生が「理科」をやらないんです。観察をやらない。実験をやってから教えるよりも、ただ知識の伝達をしているだけの方が楽ですからね。実験やらない方が楽っていう。どんどんそういう方向になっていますね。働き方やOJT の仕組みにも問題があるんですけど。でもその指導は変えていかなくちゃ、目の前にいる子ども達がかわいそうだと思います。

 

菊田 私は教育委員として学校訪問で理科の授業もたくさん見せて頂きましたけど、これではつまらないなと思いました。ずっとカリカリ白板にで書いているばかりで、先生の背中しか見えない。よく、子ども達が座っているなぁと思って、逆の意味で驚きました。

それに比べて英語は面白かったですね。飽きさせないように次々と課題を与えて、「ハイ2人1組で会話して!ハイ2分!」とかやるわけですよ。2分と言われたら、子ども達もしゃべるしかないから、やっぱりしゃべる。そうすると、どんどんできるようになる。教室にすごく活気がありましたね。

 

それで、教育センターで小林先生の理科の授業を見た時に、これだ!って思ったんです。理科を教えながら、小林先生は人生をどう生きるかを語っていたんです。未来を切切り開く力は君たちにあるんだって。「うわぁ~」と思ってね。子どもに教えたいのは、「これだよな」と思ったんです。知識とか技術だけではなくて、未来に向けて進んでいく力。

 

小林 そうですね。そうそう。それすっごい大事なんです。

 

菊田 保護者が、教科を通して教えてもらいたい力ってそこなんですよ。

 

小林 ひとり立ちして生きていく力。前を向いて生きていく力を与えるのが大事だから。

大体、理科なんて分からないことがまだまだいっぱいあるわけですからね。

知ったかぶりして教えていても、実はそのことが間違ってたなんてこともあるので、そう考えると、 理科って教えるには一番面白い教科なんじゃないかな?って思うんですよ。でも学生からしたら、理科は一番つまんないって言うんですよね。覚えなきゃいけない事、教えなきゃいけない事が一番多いし大変だと。私は、「覚えなくていいんだよ!」っていつも言うんです。「理科は暗記教科じゃないよ」と。

 

菊田 考える事が楽しい教科のはずなのに。子どもの真横に立って、ほら面白いでしょ。ほら。ほら。って子ども自身の好奇心を煽ってあげると伸びるんじゃないかと思うんですよね。

 

小林 そうですね。その通りなんですよ。だから、星を見る時も「きれいだなぁ」でいいと思うんですよ。「ずっと見てて、飽きないね~」って、特に小学生なんかはそれでいい。だけど、先生たちは「いやいやそれは夏の大三角形で~。あれがデネブでベガでアルタイルで~って」考えるんですけど、それは副次的なもので、きれいだねのその先に、ねえねえ、あれって何?って聞かれたら答えればいい。子供がこれって面白いね、ってなったら教えればいい。

 

菊田 読み書き配慮にできることはほんの些細なことでしかないけれど。アリの一穴から、はじめましょうよ。

 

小林 そうですね。はい。ちょっと小林、期待外れだって言われないように頑張ります。笑。

 

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【予告】
次回は、8
月15日公開です。

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