【お問い合わせ先】
一般社団法人読み書き配慮
〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4毎日新聞社早稲田別館5階
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前週はESG事業についてお話をしました。ESG事業の特徴は、社会のニーズを掘り起こし、財やサービスを提供する点にあります。これはプロダクトアウトとは一線を画すものです。ちょっと話はそれますが、江戸時代の大阪や江戸で主流だった商いとは、店に商品を並べて、商品を買いに来る客をただ待つのみでした。これに対して近江商人は、自ら客に出向いてニーズを伺い、必要とした商品を客に届けたそうです。前者がプロダクトアウト、後者をマーケットインの商いと言えそうですね。
私たちの基幹事業はデータ・ベース事業です(あるよストーリーバンク)。このサービスをプロダクトだとすれば、データを活用して頂くのが主たる事業ということになります。しかし知的な遅れはないのに読み書きに困難を抱える子どもが存在する事実は、保護者や教員を含め、社会で殆ど認知されておらず、子どもにどのような配慮が必要かに至っては、ほぼ全く理解されていないでしょう。このような状況を放置すれば、私たちの事業はただ忘れ去られてしまうだけになります。そこで私たちは、マーケットインの発想で、積極的にセミナー、シンポジウムや講演会などのイベントを開催・参加を通して読み書きの困難な子どもを取り巻く状況をお伝えし、あるよセレクトで関係者の声をご紹介し、相談事業では配慮実現のコツをご案内し、ホームページやSNSで活動状況を発信しています。
その結果、イベントで数多くの方からご賛同と喜びの声を頂戴し、相談事業では相談が終わった後の保護者様の安堵の表情に接し、また毎月順調にSNSのフォロワー数やアカウント登録数が増えるにつれ、私たちのマーケットインの発想が実を結びつつある手ごたえを感じています。
私たちは、障害を持つ子を抱えた主婦を中心に、以前より家から毎週WEBベースの会議をもち、活動の質を保ってきました。昨今はコロナ禍の影響でイベントを開催できず、活動も停滞せざるを得ませんが、あるよセレクトのためのインタビューや相談事業はWEBで行うことができています。これからも私たちはあらゆる手段を駆使し、マーケットインの発想でニーズをくみ取り、活動を広めて参ります。
読み書き配慮を引き続き宜しくお願いします。
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