【お問い合わせ先】
一般社団法人読み書き配慮
〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4毎日新聞社早稲田別館5階
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前回の事例編集で少し触れた個人情報保護法。この法律に匿名加工情報という言葉が登場しますが、実は、あるよストーリーバングにある公開事例は、この匿名加工情報にあたります。これ、見慣れない言葉ですが、要は最近はやりのビッグ・データのことなんです。ビッグ・データをAIで解析なんて新聞記事が目につく昨今ですが、企業活動として取り扱うことが当たり前になりつつあった2017年に、ビッグ・データの法的位置付けがあいまいだったので、匿名加工情報として法律で定義されたのですね。
それともう一点。みなさまから寄せられた事例は、発達障害に関することなので、この法律では、要配慮個人情報と呼ばれています。私たちは、匿名加工情報と要配慮個人情報を扱う事業者として、これらを保護するための社内基準を制定し、遵守することが、法により求められているんです。「保護」とは、情報の管理者を定め、適正な加工を行い、役員だけが情報に接するよう安全管理に努めることなどを指します。
こんな風に私たちは、安心して事例を投稿して頂けるよう、お預かりした情報の取扱いに気を付けながら、日々活動しています。私たちの活動の基本は、事例を広く集め、データ・ベースとして公開し、読み書き障害に苦しむ当事者や関係者に、ここに事例が「あるよ」と呼びかけることで、解決をお届けすることにあります。提供して頂く方が不安に思うようでは、私たちの事業は成り立ちません。どうぞご安心頂ければと思います。
お預かりした事例は、近い将来、ビッグ・データとして解析されることで、これまで誰もが知りえなかったような解決の方法が見えてくるかもしれません。でも、そんなことを夢見ていても、まだ公開事例数は140弱。外部からもデータの活用についてご提案を頂いていますが、まだまだデータ・ベースとしての充実には程遠い状況です。私たちは先日お伝えしたような状況(事業は赤字、役員も事務局も無報酬)でも、事例が一つ寄せられるごとに、社会的役割(ミッション)を果たさねばという思いを新たにすることができます。事例はまさに私たちの原動力。どうぞこれからも、事例の投稿を宜しくお願いします!
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