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こんにちは。アドミニストレーションの野中聡子です。
先日、小学2年生の長男の学校公開で、国語の授業を見に行きました。
杉並区内の公立小学校です。
その授業で私が目にしたのは、
なんと、PCの読み上げ機能です!
教室の前にあるスクリーンに教科書を大きく映し出し、先生がPCを使って教科書の音読としてPCの読み上げ機能を使われていました。子どもたちはスクリーンを見て聞く子もいれば、自分の教科書を見ながら聞く子もいます。
読んでいるところが黒い文字で表示され、それ以外の文は灰色で表示されていました。
こんなに身近に、こんなにも普通に、PCの読み上げ機能が導入されているなんて。
自宅に戻り、さっそく長男に確認したところ、「小学1年生の時から、国語の授業は読み上げ機能を使って学習しているよ。」とのことでした。新しい物語に入る時は、PCの読み上げ機能を使ってみんなでそれを聞く。そして、授業をスタートするのだそうです。
あわせて「これがある学校はあまりないんだよ。」と先生がおっしゃっていた。とのことでした。学校公開の案内を見返しても、この国語の授業に「ICT授業」の記載はありません。
つまり、通常の授業の中で、PCの読み上げを導入しているということです。この日だけの「特別なこと」ではないんですね。
この読み上げが、「読み」が苦手なお子さんにとって、
どれだけ助けになっているかを思い、心が温かくなりました。
私たちの時代は、ひとりひとり順番に「音読」するのが当たり前でした。
読みが苦手な子どもにとっては、自分の順番が回ってくるまでドキドキで、
授業どころではありません。
読むのが苦手だった私にも、ほろ苦い記憶として残っています。
一斉に読み上げを聞いて授業を開始すれば、
「読む」ことにとらわれず、内容を「理解」し、そして授業が始まる。
「わかった!」は子どもたちの学習意欲をかき立てます。
「本質的な学び」がそこにある。
すごくいいな、と思った出来事でした。
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