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9月28日 東京大学先端科学技術研究センターにおいて、
「入試のIT配慮シンポジウム:障害のある受験者のための入試配慮充実を目指して」
と題してシンポジウムが行われました。
https://phed.jp/contents/event/241/
大学入試制度改革のニュースはよく取り上げられますので、耳にされていると思いますが、
今の高校1年生(2018年4月時点)から、この新制度「大学入学共通テスト」(2021年1月実施)で受検することになります。
まだ小さいお子さまの保護者の方は、大学入試というと遠い話しに感じるかもしれませんが、大学入試制度が高校カリキュラムへ、そして高校入試へダイレクトに影響します。ぜひ、アンテナを立てておいてください。
よくニュースで取り上げられるのは、英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)評価です。現在は私大において、民間で行われている試験結果(英検やTEAP、TOEFLなど)を評価に取り入れる動きが増加しています。例えば、英検2級取得して、受験申請時に申告してください、ということです。
配慮が必要な高校生にとっては、高校の定期テストや大学入試に加えて、検定機関に対しても配慮申請する必要があります。
このシンポジウムの冒頭で、
独立行政法人 大学入試センター 准教授の南谷和範さんが、シンポジウムの企画趣旨についてお話しされました。
南谷さんは、大学入試センターで、大学入試の配慮について調査研究されています。https://www.dnc.ac.jp/research/kenkyukaihatsu/member.html
“ 学習支援の手段としてのIT使用は定着の段階に入りつつあるが、入試やテストでのIT活用は浸透していない。大学入試の目的は、日々の学習成果を測定する機会。であれば、日々の学習と同様にIT使用の配慮や支援を受けて受験できるのがよい。しかし、入試には入学合否判定という性質から、一定の制約がある。そういう現状をふまえて、入試でのIT活用の意義や課題を議論したい。”
シンポジウムの会場は150名定員満席状態でした。
“ 数年前なら実現しなかった企画が、入試の配慮についての関心の高まりを受けて実現し、さらに会場が満席になっていることに驚いています。” とおっしゃっていました。
大学入試センターのホームページでは、さまざまな情報が掲載されています。
受験上の配慮については、Q&A形式で掲載されています。
https://www.dnc.ac.jp/center/faq.html#hairyo
シンポジウムは、南谷さんを含めて3名の登壇者から発表がありました。
また後日ご紹介していきたいと思います。
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